2019年度 第5回オープンキャンパスの体験授業(7月13日、14日) |
テーマ「マザーグースの世界と表現の楽しさ~うた&イラスト~」
7月のオープンキャンパスは、マザーグースの世界を取り上げました。マザーグースは、英語圏で歌い継がれてきた伝承童謡で、大人と子どもの共通財産として現代にしっかりと生きつづけています。特に今回は、マザーグースの多彩なひろがりを、歌とイラストを通して楽しみ、子どもたちの表現活動の一端を体験してみることにしました。日本語としては、数多くある翻訳のなかから、谷川俊太郎の訳を用いさせていただきました。
マザーグースの『Hey, Diddle, Diddle』(谷川俊太郎訳『えっさかほいさ』)は、「牝牛が月を飛び越えた」なんていう一節があって、おっかしくて、ばかばかしくて、おもしろくて、刺激的。世界中の画家が描いたこの唄の絵のカードを学生スタッフが隠しておいて、皆で探し出して並べてみました。 | 絵カードのいろいろな絵を見ながら、想像を膨らませ繰り返し歌ってナンセンスで不思議な世界を楽しみました。そしてグループに分かれ、『図書館大冒険』ファンタジーの国の一部に描いてある『えっさかほいさ』の場面を見つけてまたまた唄いました。ピアノの伴奏に合わせてリズミカルに♪♪♪ |
子どもたちの表現力を引き出すためには、保育者である私たちが表現者としてのモデルにならなくてはなりません。ちょっぴり気恥ずかしく、戸惑いもあったようですが、大丈夫。皆さんの多くが、帰るころには、この唄を口ずさんでいました。長い年月をかけて伝承されたマザーグースの力でしょうか?