教員紹介
金沢学院短期大学

金沢学院短期大学 准教授
幼児教育学科
鈴木 賢男
私が今、考えること
哲学者ヴィドゲンシュタインはこんな言葉を残しています。「哲学の競走で勝つ者は、最もゆっくり走れる者、つまりゴールに最後に到達する者である」・・・人よりも遅れていることを気に病む必要はない。その分、人よりもずっと分かることがあるはずだから。
- 受験生
学生へ一言 -
「希望を捨ててはいけない、でも、希望に囚われてもいけない」なぜなら、どちらにしろ、人は歩むことを忘れてしまうからです。私たちは、自分で歩むことによって身体を作り、身体で感じてきたことから考え、人々と身体を通して熱く深く語れることを喜びとします。希望通りに行かないことの方が多いわけで、自分で歩もうとするから苦しいわけですが、その苦しさこそ、自分にとって必要なことを理解するカギになります。この苦しさに向き合うための方法や原理を理解していくことが、学ぶことの基本だと私は思います。
学歴
- 出身大学文教大学 人間科学部
- 出身大学院金沢大学大学院 教育学研究科 (修士課程)
学位
- 教育学修士
専門分野
- 教育心理学、感情とイメージの心理学
担当科目
- 教教育心理学、情報処理
所属学会
- 日本心理学会、日本教育心理学会、日本イメージ心理学会、日本感情心理学会、日本発達心理学会、日本教育工学会、日本人間性心理学会
私のおすすめの本
- 『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』著者:斎藤 惇夫(DVD『ガンバの冒険』TV版)
- 『ロケットボーイズ』著者:ジュニア・ホーマー・ヒッカム(DVD『遠い空の向こうに』映画版)
- 『光と風と夢』著者:中島 敦
- 『方法序説』著者:デカルト
- 『マシュマロ・テスト -成功する子・しない子』著者:ウォルター・ミシェル 翻訳:柴田 裕之
主な研究業績・作品等
- 幼児期における主体性の評価についての心理学的意義 ―教育環境での主体性尺度を発達的観点から検討した総合的な試論―, 金沢学院大学教育研究所紀要第1号,pp.189-202,2017
- 大学生の学習観についての特徴 ― 質的研究におけるトライアンギュレーションの試み ―,文教大学生活科学研究,第39集,pp.275-280,2018
- 初年度大学生における主体性の評定と学期終了時の学習評価との関連 ― 主体性を特徴づける学業生活における意識 ―,文教大学人間科学研究,pp.173-185,2018
現在の主な研究・制作テーマ等
- 幼児から大学生および社会人における学びのあり方とその効果や影響(主として、学習を中心とした諸活動における主体性の心理学的意味の考察、および尺度の作成と評価)
- 諸活動におけるためらい(躊躇)に作用する要因、ためらい(躊躇)の心理学的意義の検討(主として、ためらいにおける時間的猶予がもたらす正負両面の効果)