金沢学院大学

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教員紹介

教授
経済学部経済学科

佐藤 淳

JUN SATOU
専門分野:
地域産業
私が今、考えること

「金沢、北陸が21世紀のモデルとなる」。芸術家・岡本太郎は「伝統とは生活の中に生きて来るものでなければならない」と喝破しました。金沢はこの難題を伝統工芸と現代芸術の融合により生活景観を美化し解決しています。さらに生きる伝統である銘酒は、世界の富裕層が評価し始めました。今秋、ルイヴィトン(ドンペリ)の関係者による日本酒蔵が立山の麓に創設されます。東京や京都とは異なった経済モデルが生まれつつあるのです。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

30数年前に、前職の関係で金沢に勤務していました。当時は城内には大学が、その前には県庁がそびえていました。今では公園ですが、かつてはオフィス街だったのです。さて、ビルの跡には、より大きなビルを建てるのが日本の常識です。ところが、金沢は芝生広場としたのです。短期的な利害を超えて、長期的な美しいまちづくりに賭けたのでしょう。その戦略は見事に成功しました。日本でも美しいまちづくりが出来ることを、金沢は証明したのです。美しい金沢で、一緒に学びませんか。

学歴
  • 東北大学 経済学部
  • 日本大学大学院総合社会情報研究科
学位 博士(総合社会文化)
職歴
  • 日本政策投資銀行
  • 日本経済研究所
専門分野 地域産業
担当科目 地域経済論、まちづくり論、観光と経済、都市経営と経済Ⅱ、他
所属学会 地域デザイン学会、日本酒学研究会
私のおすすめの本
  • 秋元雄史『おどろきの金沢』講談社α新書
  • 岡本太郎『日本の伝統』光文社知恵の森文庫
主な研究業績
  • 『グローバルプレッシャー下の日本の産業集積』日本経済評論社、2014年 共著
  • 『農林漁業の産地ブランド戦略:地理的表示を活用した地域再生』ぎょうせい、2015年 共著
  • 『地域創生のプレミアム戦略:稼ぐ力で上質なマーケットをつくり出す』中央経済社、2018年 共著
  • 『地域マーケティングのコンテクスト転換:“エピソ-ドメイク”のための“コンステレーションマーケティング”』学文社、2019年 共著
  • 『地方創生の地域経営:全国32のケースに学ぶボトムアップ型地域づくり』金融財政事情研究会、2020年 共著
  • 『國酒の地域経済学:伝統の現代化と地域の有意味化』文眞堂、2021年、単著
現在の主な研究テーマ 地域産業振興
主な社会活動 国税庁「日本酒のグローバルなブランド戦略に関する検討会委員」2019年度~