金沢学院大学

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教員紹介

講師
文学部 文学科 英米文学専攻

小島 ジョニー

JHONY KOJIMA
専門分野:
中世英文学に於ける神秘主義
私が今、考えること

現代に於ける文学の芸術性を、私は考えている。唯一、純文学が芸術的文学である。其々の作品が含有する「切実さ」の度合い応じて、芸術か否か決定する。切実であればある程、純文学的であり、即ち芸術的である。文学が扱うことの可能であり、且つ現代に於いて意義を有し得る対象は、神経的なもののみとなる。話の構造の複雑さや奇抜さによる、読者の要求への応答を安易に行うのではなく、洗練された「引用」の連続に顕現する神経的世界観への誘いを行うしか、文学に生存の道はない。文学は神経的なものに眼を向けることで、その然るべき位置に復権する。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

大学生活は、精神的な独立不羈(ふき)を志し、自分自身の生に対して、切実で真剣な解答を随時与える力を涵養する期間である。その蓄えられた力は内的炎となる。我々は照らし出されたものから炎を見てはならず、我々自身が炎となり照らさなければならない。生に於ける闘争の中で、貴方が貴方でなくてはならない意味を見出す必要が生じる。我々自身が何者であるか判別するには、理性と感性の両世界に足を踏み入れ、その世界に出現する自我を直視し、審判しなければならない。我々は獣と神を往復する振子であって初めて、人間的である。その審判に於いて、人間に関する教養が肝要となる。大学はその教養を深めるには最適の場であり得る。その余りに人間的な在り方に到達する為に、我々教員と共に切磋琢磨することを学生に願う。

学歴
  • 慶應義塾大学 文学部 人文社会学科 英米文学専攻 言語学
  • 慶應義塾大学大学院 文学研究科 英米文学専攻 中世英文学
学位 修士号
専門分野 中世英文学に於ける神秘主義
担当科目 英文学と英国社会、原典購読Ⅰ・Ⅱ
所属学会 日本中世英語英文学会
私のおすすめの本
  • 芥川龍之介 『或阿呆の一生』
  • 国木田独歩 『病床録』
  • 有島武郎 『惜しみなく愛は奪う』
  • 三島由紀夫 『太陽と鉄』
  • オスカー・ワイルド 『獄中記』
  • D.H.ロレンス 『チャタレイ夫人の恋人』
  • エドガー・ポー 『ユリイカ』
  • ナサニエル・ウェスト 『いなごの日』
  • ポール・ヴァレリー 『我がファウスト』
  • ステファヌ・マラルメ 『骰子一擲』
  • ノヴァーリス 『青い花』
  • ニーチェ 『ツァラトゥストラ』
  • エンペドクレス 『自然について』、『浄め』
  • プルタルコス 『エジプト神イシスとオシリスの伝説について』
主な研究業績 ‘Seraphim as a Contemplative Topos in Medieval English Writings’(修士論文)
現在の主な研究テーマ 神秘主義全般に興味があり、特に天使について研究している。