金沢学院大学

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教員紹介

講師
文学部 文学科

靱江 静

SHIZUKA UTSUBOE
専門分野:
理論言語学(統語論、語用論、音声学・音韻論)
私が今、考えること

人間の言語に関する脳機能と脳の部位の特定に興味があります。それを解明する手段として、人間の言語の仕組み、言葉の用い方と場面に応じた言葉の適格性、言語習得の際の母語の影響を研究しています。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

私が、英語学や理論言語学という学問を知ったのは、大学1年生で履修した英語学概論の授業を通してでした。それ以来、今もその分野で人間の言語や脳機能を研究しています。学生の皆さんも、大学の授業で自分の人生に影響を与えるような知識や知的刺激に出会えることを願っています。

学歴
  • 中央大学
  • 東京都立大学大学院
学位 博士(文学)(東京都立大学)
専門分野 理論言語学(統語論、語用論、音声学・音韻論)
担当科目 英語学概論Ⅱ、英語学講読Ⅱ、英語音声学Ⅱ、基礎英語Ⅱ、英語プレゼンテーション初級Ⅱ
所属学会 日本英語学会、日本語用論学会、日本第二言語習得学会
私のおすすめの本
  • 『ことばの思想家50人』, 中島平三, 瀬田幸人, 田子内健一監訳, 朝倉書店. (言語研究に影響を与えた世界の研究者を取り上げ、その研究者の業績だけでなく、人間性を表すエピソードまで書かれた本です。研究者のエピソードを読むと、業績の影響が大きく偉い研究者の性格までも分かり、彼らを急に身近に感じられます。)
  • 『生成文法』, 渡辺明, 東京大学出版会. (統語論の理論を具体的な例文を使って紹介しています。「英語学概論I/ II」を履修して、統語論に興味を持ち、もう少し専門的な理論の詳細を知りたいという学生にお勧めです。)
主な研究業績・
作品等
  • 「補文内の話題化と否定構成素の前置」(単著・依頼あり), 2006年8月, 『言語科学の真髄を求めて:中島平三教授還暦記念論文集』, 鈴木右文, 水野佳三, 高見健一編, 225頁〜237 頁, ひつじ書房.
  • Function-Driven Movement: Left-Peripheries in English,(単著), 2012年11月, 開拓社.
  • 「ヘンリー・スイート」(英国言語学者(音声学者・音韻論学者)のHenry Sweet の章), (単独での翻訳と言語学上の注の付記・依頼あり), 2016年8月, 『ことばの思想家50人』, 中島平三, 瀬田幸人, 田子内健一監訳, 125頁- 130頁, 朝倉書店.
  • 「英語の“〜ing 形+名詞”と日本語の『〜している名詞』」(単著・依頼あり), 2017年3月, 『<不思議>に満ちた言葉の世界:中島平三教授退職記念論文集』, 高見健一, 行田勇, 大野英樹編, 295頁-299頁, 開拓社.
  • “Internal Merge and Interpretation: Matrix Topic- and Focus-Topicalizations in English,”(単著・査読あり), 2004年11月, Metropolitan Linguistics 24, 21-45, Linguistic Circle of Tokyo Metropolitan University.
  • 「英語における提示の there 構文に対する談話上の制約について」,(単著・査読あり), 2008年12月, 『日本語用論学会第10回大会発表論文集』, 25頁〜32頁, 日本語用論学会.
  • 「英語における場所句倒置構文の統語構造」(単著・査読あり), 2009年3月, JELS 26, 329-338, 日本英語学会.
現在の主な研究・
制作テーマ等
言語習得の際の母語の影響を研究しています。日本人が英語を習得している段階で、英語の規則ではなく、日本語の規則で英文を作ってしまうことが多くあります。中学から高校まで一通りの英文法を学んだ日本人大学生も同様で、英語表現の間違いを指摘されると「ああ、そうだった」と英語の規則を思い出すのに、それでも同様の間違った英語表現をその後も繰り返し作ってしまうのは何故なのか、そうした理由の一つとして母語である日本語の影響を研究しています。