金沢学院大学

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教員紹介

講師
文学部 文学科

井内 健太

KENTA INOUCHI
専門分野:
日本文学
私が今、考えること

古典を学ぶ意義とは何でしょうか。近年、人文・社会科学系の学問、特に文学研究の存在意義が問われています。一部の大学で文系学部が解体され、「文系の危機」なんて言葉が新聞やニュースに飛び交った時期もありました。人文知を軽視し、経済至上主義のもと教養を衰退させようとしている社会のあり方に強い疑問を感じます。古典を学ぶことを通じて、各人の人生に豊かさをもたらすことができるよう、私も努力していきたいです。

MESSAGE
受験生・学生へ一言

古典の物語というと、私達の先祖が遺したものではあるけれども、そこに出てくる人物たちの考え方や感じ方は、今を生きる我々とはかなり異質で、理解しづらいものです。『源氏物語』の登場人物なんてまるで宇宙人みたい、という感想を抱く読者もいるかもしれません。しかし、根気よく読み進めると、思わぬところで彼らに心から共感したり、自分の人生における悩みについて物語が答えを与えてくれたりすることがあります。古典文学を通して魂が震える瞬間を皆さんにも味わってもらえればと思います。

学歴
  • 東京大学 文学部
  • 東京大学大学院 人文社会系研究科
学位 修士(文学)
専門分野 日本文学
担当科目 古典文学特殊講義、漢文講読Ⅱ、プレ卒業研究演習、卒業研究 他
所属学会 東京大学国語国文学会、中古文学会
私のおすすめの本
  • 『人間の建設』岡 潔・小林 秀雄 著
  • 『日本文化私観』坂口 安吾 著
  • 『人間・この劇的なるもの』福田 恆存 著
主な研究業績・
作品等
  • 『源氏物語』藤壺の密通における「心の鬼」について(『国語と国文学』、2016年)
  • 『源氏物語』花宴の史実と虚構――「探韻」を中心に(『むらさき』、2016年)
  • 『源氏物語』における冷泉帝の罪について(『東京大学国文学論集』、2017年)
  • 『源氏物語』須磨・明石巻の天変(『国語と国文学』、2017年)
  • 『源氏物語』柏木の密通事件における意識(『東京大学国文学論集』、2018年)
現在の主な研究・
制作テーマ等
『源氏物語』などの散文を中心とする平安時代の日本文学を研究の対象としている。