金沢学院大学

第1回入学前セミナー
学生インタビュー記事

一日一日が私にとって
宝物だった4年間。

美術文化学部4年
宮村優希さん

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――宮村さんといえば、2014年度の清鐘祭(学園祭)実行委員長として、元気いっぱいに素晴らしい司会をされていたことが印象的です。やはり、学生生活の思い出といえば清鐘祭ですか?

はい、そうです。3年生の時に委員長を務めて、メンバーと協力してたくさんの壁を乗り越えました。その結果、過去最多の来場者数を達成することができました。

――宮村さんの印象は、「元気でしっかりしている」というものなんですが、その部分は入学前と変わりませんか?

確かに私は高校生の頃から人前で話をすることも嫌いではなかったですし、人と一緒に何かをする、ということも嫌いではありませんでした。でも、実は私は人からどう思われているんだろうと気になったり、人から嫌われることをすごく恐れていました。だから、人の中にいても、人に嫌われないように自分を作って行動していました。嫌なことを嫌と言えませんでした。とてもストレスを感じていたと思います。それから、高校まではリーダーとか委員長とか、そういったものも引き受けたことはなかったんです。でも、大学生になって清鐘祭実行委員長はやりたい、って思えました。

――そうだったんですね。実行委員長をやりたいと思ったきっかけを教えてください。

わたしはもともと、美術の教師になるためにこの大学に入学したんです。でも、授業を受けるうちに、「自分には画力がない」ことに気づいたんです。もちろん、高校までも絵を描くことは好きでしたし、得意ではありました。でも、自分よりももっと上手な人がいて、「画力がないんだな」と。画力がない自分が、人に絵を教えていいのだろうか、と考えるようになったんです。そんな時に、清鐘祭実行委員会の仕事がとても充実して、面白くなってきて、そして、委員長になってみたいなと思ったんです。

――清鐘祭実行委員長になってどうでしたか?

清鐘祭を良くしたいと考えて行動を起こした時に、賛成してくれる人もいれば、反対する人もいました。反対の意見があることはとても現状を改善するということなので、とても良いことです。しかし、反対をするなら、私たちの意見を上回る案が必要です。なのに、単に文句を言ったり反対する人もいて大変でした。でも、そこで、人から嫌われることを恐れていてはいけないと思ったんです。清鐘祭をもっと良くするためなら人から嫌われてもいい、と思いました。その中で、自己主張する力がつきました。人から嫌われたくないと恐れていた自分が、嫌われてもいいから自己主張できるようになった。これが自分が成長したと思える点です。

――人から嫌われてもいいから自己主張できたことを支えてくれたものは?

支えてくれる仲間がいて、相談に乗ってくれる友達がいたからこそ出来たことだと思います。自分のことをわかってくれる人は必ずいます。私は独りじゃない、ということにも気づかせてもらえて、嫌なことがあっても、良い意味で「気にしない、受け流す」こともできるようになったのだと思います。 miyamura01

――最後に宮村さんがこの学生生活で得たものについて教えてください。

人は一人では生きていけないということを身をもって知りました。周りのたくさんの方々に支えられたことが自分の成長につながりました。大学では専門の内容だけでなく、「人として大切なこと」を学びました。学んだことはキリがありません。「思ってるだけでは何も変わらないよ。言い切って行動しなさい」と言われたことも印象的です。一日一日が私にとって宝物でした。

 


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